#約束の地を見つめて

+2007年度の教会総会が終わり、年間主題が「約束の地を見
 つめて」(旅する教会)と決まった。主題聖句には、約束の地
 を前にして死んでゆくモーセに語られた神の言葉、申命記34
 章4節をいただいた。
   主はモーセに言われた。
   「これがあなたの子孫に与えると
    わたしが・・誓った土地である。
    わたしはあなたがそれを自分の目で見るようにした。」

+私たちの教会がこの主題と聖句を掲げたのには訳がある。私た
 ちの教会は数年前から2009年、プロテスタント日本伝道1
 50周年を日本伝道の第三草創期(キリシタンから数えて)と
 位置づけ、聖餐と愛餐の充実により十字架のキリストを描きだ
 す日本伝道の新たな展開を祈ってきた。

+私たちの教会にそのような願いを起こさせたのは、倫理思想史
 家大内三郎がプロテスタント100年の歴史を振り返って記し
 た以下の文章が大きな役割を果たしている。
 「…日本でのキリスト者がもっとも注目、心を砕いた問題は、
 かれらが日本の社会に当面した現実の問題処理、つまり世俗世
 界に対する倫理問題だということである。いいかえると、教会
 の形成、信条、信仰告白、神学、聖書理解の問題など、つまり
 『信仰』の問題もむろん問題にならないわけではないが、それ
 よりも『倫理』の問題により多く関心が払われ、…しかもその
 エネルギー提供源はけっして聖書ではなく、ナショナリズムで
 あった。推測をまじえていえば、キリスト教人道主義に発して
 いると見てよいと思う。・・・そして正にその聖書的でない点に、
 キリスト者の失敗と欠点とが遺憾なく露呈されているとみるの
 である。」

+この荒野を越えてヨルダン川を渡り、約束の地、キリストの十
 字架のもとに立ちたいと思う。そのために今、教会をあげて聖
 書通読と「祈祷書」による祈りの細胞の形成に励んでいる。

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