+歴史をつくるのは民衆だというが、民衆それ自身ではない。民
 衆は本質的に保守的なもので、自己保存的な体質を持ってい
 る。歴史を決定的に動かすのは、民衆から離れず、民衆の一歩
 前を自覚的に歩いてゆく少数の小リーダーである。その小リー
 ダーの運動が、不断に変革を準備することをしていなくては、
 歴史の創造の主役として民衆が政治の局面に登場することはあ
 りえないと思う。  
                 色川大吉『昭和史世相編』

+主のもとから慰めの時が訪れる。神が万物更新のために再びイ
 エスを遣わしてくださるのである。この神の宣教(ミッシオ・
 デイ)が教会をきよめる。それが教会を十字架のもとに、すな
 わち教会が安全である唯一の場所に置く。十字架は謙遜さとさ
 ばきの場所である。しかし同時に、新しく力を受ける場所、新
 生の場所でもある。したがって教会は十字架の共同体として、
 単なる「教会員」の交わりではなく神の国の交わりを構成す
 る。教会は、「宗教組織」としてではなく出エジプトの共同体
 として、人々を終わりのない祝宴に招くのである。

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